![Run-D.M.C. – Sucker M.C.'S (Krush Groove 1) [Promo] (1983)](http://oldschoolhiphop.suniken.com/wp-content/uploads/2020/11/run-dmc-sucker-mcs-krush-groove-1-promo-1983.png)
Run-D.M.C. – Sucker M.C.’S (Krush Groove 1) [Promo] (1983)
via. Discogs
米音楽メディア「Rolling Stone」は「歴史上最も偉大なヒップホップ・ソング」と題し50曲を選出。
The 50 Greatest Hip-Hop Songs of All Time – Rolling Stone
ヒップホップ不朽の名作として、さらにRun-DMCの最重要曲として「サッカーMC’s」を4位にランクイン。
1983年にデビューシングルのカップリング、いわゆる「B面」としてリリース。しかし「サッカーMC’s」の登場こそが、それまでふわっとしていたヒップホップとディスコとの境目に、決別を宣言した金字塔であると評しています。
![[4] Run-DMC ‘Sucker M.C.'s’ The 50 Greatest Hip-Hop Songs of All Time :Rolling Stone](http://oldschoolhiphop.suniken.com/wp-content/uploads/2021/02/sucker-mcs-run-dmc-1983-no-4-the-greatest-hip-hop-songs-of-all-time-rolling-stone.png)
[4] Run-DMC ‘Sucker M.C.’s’
Run-DMC (1983)
via. Rolling Stone
Run-DMC「サッカーMC’s」
「Run-DMC」収録(1983年)最初の頃のヒップホップは、ディスコから派生したものでありクラブミュージックでした。
しかし「サッカーMC’s」リリース後、ヒップホップはストリートにたむろするティーンエイジャー達のものになりました。
「サッカーMC’s」は、オーバーハイムのドラムマシン「DMX」のシンプルなビートの上に、けんか腰なライムを乗せただけの曲で、Run-DMCのデビューシングル「イッツ・ライク・ザット」のB面として登場。
路上でスピンするブレイクダンサー達を意識してシングルカットされた曲です。
「俺たちが『サッカーMC’s』を作るまで、Bボーイのレコードは存在しなかったんだ」とRun-DMCのDJ、ジャム・マスター・ジェイは語っています。
鞭(むち)で打つようなグルーヴと同じくらい強力な歌詞。
「2年前俺の友達が/俺にMCのライムをやってくれないかと頼んできた」
ランは、彼が「創作」した伝説を語り、次にパートナー、DMCが自己紹介。
「超クールな場所にいる、俺はDMC/セント・ジョーンズ大学に通ってる」とギャングのチームカラーを見せつけるように、母校をアピール。
ニュースクール時代の到来です。