Run-DMC「サッカーMC’s」が登場するまで、Bボーイのレコードは存在しなかった

Run-D.M.C. ‎– Sucker M.C.'S (Krush Groove 1) [Promo] (1983)

Run-D.M.C. ‎– Sucker M.C.’S (Krush Groove 1) [Promo] (1983)
via. Discogs

米音楽メディア「Rolling Stone」は「歴史上最も偉大なヒップホップ・ソング」と題し50曲を選出。

The 50 Greatest Hip-Hop Songs of All Time – Rolling Stone

ヒップホップ不朽の名作として、さらにRun-DMCの最重要曲として「サッカーMC’s」を4位にランクイン。

1983年にデビューシングルのカップリング、いわゆる「B面」としてリリース。しかし「サッカーMC’s」の登場こそが、それまでふわっとしていたヒップホップとディスコとの境目に、決別を宣言した金字塔であると評しています。

[4] Run-DMC ‘Sucker M.C.'s’ The 50 Greatest Hip-Hop Songs of All Time :Rolling Stone

[4] Run-DMC ‘Sucker M.C.’s’
Run-DMC (1983)
via. Rolling Stone

Run-DMC「サッカーMC’s」
「Run-DMC」収録(1983年)

最初の頃のヒップホップは、ディスコから派生したものでありクラブミュージックでした。

しかし「サッカーMC’s」リリース後、ヒップホップはストリートにたむろするティーンエイジャー達のものになりました。

「サッカーMC’s」は、オーバーハイムのドラムマシン「DMX」のシンプルなビートの上に、けんか腰なライムを乗せただけの曲で、Run-DMCのデビューシングル「イッツ・ライク・ザット」のB面として登場。

路上でスピンするブレイクダンサー達を意識してシングルカットされた曲です。

「俺たちが『サッカーMC’s』を作るまで、Bボーイのレコードは存在しなかったんだ」とRun-DMCのDJ、ジャム・マスター・ジェイは語っています。

鞭(むち)で打つようなグルーヴと同じくらい強力な歌詞。

「2年前俺の友達が/俺にMCのライムをやってくれないかと頼んできた」

ランは、彼が「創作」した伝説を語り、次にパートナー、DMCが自己紹介。

「超クールな場所にいる、俺はDMC/セント・ジョーンズ大学に通ってる」とギャングのチームカラーを見せつけるように、母校をアピール。

ニュースクール時代の到来です。

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