
via. Ego Trip’s Book of Rap Lists
ディスコ・ミュージックやR&Bのレコードをメインに、地元のクラブやバーガーキング・ディスコに出演。
現在WBLSのラジオDJとしても知られる、クールDJレッド・アラートのインタビューでは、DJハリウッドやラヴバグ・スターなど、黎明期のDJたちに影響をあたえたレジェンドとして、ジョニー・サンダーバードの名前をあげています。
ヒップホップ黎明期の知られざるDJ

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via. Alex Ogg
エディ・チーバなどヒップホップ誕生時のDJたちのなかに、ブロンクスで活動していたDJとして、ジョニー・サンダーバードについて触れています。
ピート・ジョーンズ、さらに人気の高いDJハリウッドと並んで、ヒップホップ誕生時に最も成功したDJの一人がエディ・チーバです。
チーバは、それまでのディスコ世代に「しがみついていた」が、新たな試みとして、ダグラス”ジョッコ”ヘンダーソンのような、ジャイヴトークのスタイルで短めのラップを採用し始めていました。
他にも地元のバーガーキングで深夜のライブをやっていた、ジョニー・サンダーバードや、レジー・ウェルズ、ジューンバグなどのDJたちがいました。
こういった、ヒップホップ最初期のDJたちは、ブロンクスのウェブスター・アベニューにあるクラブ「371」で定期的にプレイをしていました。
1970年代、ブロンクス区モリサニアのバーガーキングは営業時間終了後、ディスコDJたちに店舗を提供。これを界隈の人たちは「バーガーキング・ディスコ」と呼びました
参照:Before the Fires: An Oral History of African American Life in the Bronx from the 1930s to the 1960s

via. Ego Trip’s Book of Rap Lists
ヒップホップ・メディア「Ego Trip」によるディスクガイド「Ego Trip’s Book of Rap Lists」に掲載されたクールDJレッド・アラートのインタビューより。
ジョニー・サンダーバードはハーレムでは有名なDJだった。彼はヒップホップにハマっていたわけではないが、ディスコやR&Bやそれ系の音楽でDJをしていて、そのスタイルでパーティーを盛り上げる方法は、特定のヤツらに影響を与えた。
彼の下で学んだひとりが、ラヴバグ・スタースキー。
そして、DJハリウッドもまた、ジョニー・サンダーバードの影響を受け学んだひとりだ。
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